久しぶりのブログ更新になります。
これまで「発達支援のヒント箱」では、特別支援学級での経験をもとに、支援学級のことや子どもの発達、WISC検査などについて記事を書いてきました。
しかし、ここしばらくブログの更新をお休みさせていただいていました。
その間、私が何をしていたかというと、、、
学校心理士の資格取得を目指して勉強をしていました。
この間やっと試験が終わりまして、現在は結果を待っているところです。
(合否は微妙なところですが、一生懸命勉強したのでドキドキです。受かってたらいいな…)
さて今回は、なぜ学校心理士を目指そうと思ったのか、どんなことを勉強したのか、そして、そこで得た学びをこれからの私の活動にどう生かしていきたいのかを書いてみたいと思います。
なぜ学校心理士を目指そうと思ったのか
私はこれまで、通常学級と特別支援学級の担任を合わせて10年間、子どもたちと関わってきました。
担任として子どもたちと関わっていると、どうしても「この子の困り感はどうしたら解消してあげられるのだろう…」と悩む場面があります。
そんなときには、スクールカウンセラーの先生に相談することがあります。
以前、子どもへの関わり方についてスクールカウンセラーの先生に相談したことがありました。
そのときにいただいたアドバイスがとても的確で、その子がどんどん良い状態になっていくことに感動しました。
子どもの行動や環境を分析し、「こうしたらいいよ」と専門的な知識の裏付けをもとにアドバイスをくれました。
その経験がとっても印象に残り、
「心理の専門的な知識があると、こんなにも子どもの見方や支援の仕方が変わるんだ」
と感じました。
そして、自分ももっと専門的な知識を身につけて、「子どもや保護者の方に、より具体的なアドバイスができるようになりたい!!」と思うようになりました。
また、WISCなどの知能検査や発達検査についても、もっと深く学びたいと思ったことの一つです。
検査結果に書かれている数字を見るだけではなく、
「この結果から、その子のどんなことが分かるのか?」
「学校ではどのような支援につなげられるのか?」
というところまで理解できるようになりたい。
そんな思いから、学校心理士を目指して勉強することにしました。
学校心理士ってどんなことを勉強するの?

学校心理士の土台は学校心理学という分野ですが、
試験範囲は学習心理学、発達心理学、臨床心理学、特別支援教育、生徒指導、教育相談と多岐に渡りました。
これらの基本的な知識を勉強しましたが、それだけではありません。
特に印象に残っているのが、学校心理士として子どもを取り巻く環境全体から支援や援助を考えるという視点です。
例えば、学校生活で困っている子どもがいたとします。
その子自身の発達や特性を見ることはもちろん大切です。
しかし、それだけでは十分ではありません。
家庭ではどのような様子なのか。
学校ではどのような人間関係があるのか。
友達との関係はどうなのか。
先生との関係はどうなのか。
これまでどのような経験をしてきたのか。
こうした周辺環境についてもアセスメントし、子どもの困りごとを捉えていきます。
また、支援についても、すべてを一人の先生だけで抱えるのではなく、段階に応じてチームをつくり、関係する人たちが協力して子どもを支えていくという考え方を学びました。
学校心理士は、そうした支援チームの中心となり、子どもを取り巻くさまざまな人や機関をつないでいく役割も担います。
そのほかにも、
・心理学の基本的な知識
・知能検査や発達検査について
・発達上の課題への支援
・いじめへの対応
・不登校への支援
・学校現場で起こるさまざまな問題へのアプローチ
など、幅広い内容を学びました。
勉強を始める前には「学校心理士=発達に課題のある子どもを支援する仕事」というイメージが少しありました。
しかし、実際に学んでみると、学校で起こるさまざまな問題に対して、心理学的な視点から子どもを支えていく役割なのだと知りました。
勉強してからの私の変化
今回の勉強を通して、自分自身の子どもを見る視点も変わったように感じています。
これまでも、子どもの行動だけを見るのではなく、その背景を考えることは意識していました。
しかし、勉強を重ねる中で、より強く意識するようになったのが、「子どもを取り巻く環境も含めて考える」ということです。
例えば、学校で落ち着かない子がいたとします。
以前であれば、
「どうしたら授業中に落ち着いて過ごせるだろう?」
と、学校での支援を中心に考えていたかもしれません。
もちろん、それも大切です。
でも、その子が家庭ではどのように過ごしているのか。
最近、家庭で何か変化はなかったか。
友達との関係はどうなのか。
学校で何か不安を感じていないか。
そういったことまで含めて考えることで、見えてくるものが変わってきます。
子どもの行動だけを変えようとするのではなく、その子を取り巻く環境にも目を向ける。
これは、今回の勉強を通して改めて大切だと感じたことです。
学んだことを今後のブログ発信にも生かしていきたい
今回学んだことを、これからはこのブログでの発信にも生かしていきたいと思っています。
これまでの記事では、私自身の特別支援学級担任としての経験をもとに、支援学級のことや子どもの発達、WISC検査などについて紹介してきました。
これからは、そこに今回学んだ学校心理学の知識も加えていきたいと思っています。
特に、保護者の方が、
「うちの子、どうしてこうなんだろう?」
「学校ではどんな支援をしてもらえるの?」
「WISCの結果をどう受け止めたらいいの?」
「この子にどう関わったらいいの?」
と悩んだときに、少しでも具体的なヒントを届けられるような記事を書いていきたいです。
専門的な内容をそのまま紹介するのではなく、保護者の方にもできるだけ分かりやすい言葉に置き換えて伝えられるように努力していきます。
これからも「現場経験+学び」を大切にしていきます
今回、学校心理士を目指して勉強したことで、改めて感じたことがあります。
それは、教員として現場経験を積むことと、専門的な知識を学び続けることの両方が大切だということです。
子どもたちと毎日関わる中でしか分からないことがあります。
一方で、経験だけでは分からないこともあります。
だからこそ、
現場で子どもたちと関わる。
そこで感じた疑問を学ぶ。
学んだことを、また現場で生かしていく。
この繰り返しを大切にしていきたいと思っています。
現在は、学校心理士の結果を待っているところです。
まだ結果は分かりませんが、今回勉強したことは、これから子どもたちと関わっていく上でも、そしてこのブログを続けていく上でも、大きな財産になったと感じています。
これからも学校心理学について学び続け、少しずつ専門性を高めていきたいと思っています。
そして、この「発達支援のヒント箱」が、
「子どものことで悩んだときに、ちょっと読んでみよう」
と思ってもらえるようなブログになればうれしいです。
これからも、特別支援学級の担任としての経験と、学び続ける姿勢の両方を大切にしながら、子どもたちや保護者の方に役立つ情報を発信していきたいと思います。
今後とも「発達支援のヒント箱」をよろしくお願いします。